日本料理 赤絵(にほんりょうり あかえ)
駒場通りから本町のホテルドーミーインへ抜ける路地。繁華街の喧騒から程よく離れた場所にひっそりと佇む「日本料理 赤絵」。お客様の好みを聞き、その時々の食材で献立を「造る」為、前日までの完全予約制を採っている。予約は電話のほか、お店のホームページからも出来るので非常に便利である。コースは8,000円から用意されており、今回、取材用に考えて頂いた献立は6品。その中から3品ご紹介致します。(全てご紹介出来ないのが非常に心苦しいのですが・・・)
まずは「雉子笹身 ロシア漬け 蜜柑釜」。ロシア漬けにした、さっぱりと柔らかい雉子の笹身を釜に見立てた蜜柑の上へあしらった、料理の始まりを彩る鮮やかな一品です。
続きまして「天麩羅の盛り合わせ」。タラの芽と大葉の天麩羅、そして函館ではなかなかお目にかかれない、生の伊勢海老を低温で少しレアな状態で揚げ、海老の甘みを凝縮した一品。
全てを覆う、素麺の天麩羅は見た目を引き締める最後のアクセント。見た目だけではなく、崩して食べるとビールに合うとは店主談。ビール好きな筆者には非常に甘い囁き・・・。
最後にご紹介するのは「活穴子のしゃぶしゃぶ鍋」。骨切りにした活きの良い穴子、甘みのある深谷ねぎ、水菜を店主自ら絞った特製ポン酢につけて頂きます。
特製ポン酢は酸味が強過ぎず、食材の味を際立たせるのに最適です。
活きの良い穴子をサッと出汁に潜らせる。時間にして3秒ほど。
花びらのように綺麗に開き、ポン酢がちょうど良く染み渡る。活きの良い穴子は甘み、弾力がある為、店主曰く、「鱧よりも旨い!!」とのこと。
函館に移り住み、20年以上の店主は生粋の6代目江戸っ子。高校卒業後すぐに料理の道に入り、本業の合間を縫って海外で食材確保の仕事をしていた事もあるそうで、会話の節々に経験に裏づけされた厚みがあり、非常に魅力的である。そんな店主の技や人柄に惹かれ、こちらに足を運ぶ為に来函する方も多いのだとか。日本人の心に深く根ざす、「和食」。友人や家族、大切な人との時間を「ちょっと小粋に」、「少しだけ優雅に」過ごしてみては? |
レポート公開日:2015年2月2日
エリア | 五稜郭・本町 |
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ジャンル | その他(和食) 和食 |
所在地 | MAPを見る 函館市杉並町2-1 |
電話番号 | 0138‐31‐0093 電話をかける |
座席数 | 11~20 |
営業時間 | 17:00~終日 (前日までの完全予約制) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 無し |
備考 | お酒有り カード支払い可 閉店済 |